ブログとの出会い

散文

親に内緒でこっそりPCを持ち出したのがブログとの出会いになった。

PC操作も覚束なく、人差し指でタッチタイピングをしていた。

どこのポジションにキーがあるのか、印字されている文字を見ないとわからない程度の操作感だった。

適当にブラウザで「あ」と検索して、いくつかページを遡っていくと一般の人が書いているブログに行きついた。

あまり電子機器に明るくない当時の私は、一般の人でもブログが書けることをその頃に知った。

書籍などのメディアは有名な人しか投稿できないものだと思っていたので新鮮だった。

興味深くサイトを眺めてはネットの海を彷徨っていた。

どんな人が記事を書いているのか興味を持ったし、私もいつか記事を投稿してみたいとぼんやり思っていた。

それが早く訪れるとは思いもせず…

少し経って自分専用にPCを買ってもらったのをきっかけにブログを始めた。

ポジショニングが怪しい指でキーを叩くのは良い脳トレになった笑。

人差し指で打つのを辞めて両手で操作できるようにと、グーパーで指を広げて慣れない操作をしていた。

それもあってか今ではブラインドタッチも苦がなくできるようになった。

慣れれば当たり前のように操作できるものなんだなと思った。

数年続けてそのブログは更新しなくなってしまったが、他の無料ブログサイトにいくつかアカウントを作成しては気ままに投稿していた。

そんなこんなで無料ブログから有料ブログに切り替えて今に至る。

今もこうしてブログに向かうことができるのは、その頃の新鮮な気持ちが残っているからだと思う。

ブログの中でも特に好きなジャンルは、雑記や日記で個人の体験を綴っているものだ。

貴重な体験を無料で見ることができるのは不思議な感じがした。

書籍であればお金を出して個人の体験をやっと見ることができたので、こんなにも手軽に見ていいものかと思った。

便利な世の中だなぁと感心してしまった。

それと同時に簡単に伝わってしまう怖さを感じた。

ぶつけ本番的な怖さと後々修正は効かないのだという怖さが襲ってくる。

修正はできても一点ものだ。他の媒体で簡単に記録できてしまう。

まだボールペンに慣れていない頃も白紙の紙に文字を書いていくのを怖く感じた。

間違えてはいけないと、返って緊張で書き損じしてしまうのが似ている。

白紙の状態で最初の文章を書き綴るのは今もどこか緊張する笑。

この1文で何を書くのかの方向が決まってしまうという緊張感がある。

そんな畏って書くものだったっけ?と思いながら最初の1文と睨めっこしている。

適度な緊張感があるからこそ気を引き締めて書けることもあるのだと思う。

ロボットのようなぎこちなさで記事を書いていても面白みがなくなってしまうので、ウォーミングアップ的な駄文も加えて書くことにしている。

文章を書くって難しいなと笑。

そうして出来上がった自分の書いた文章を見ていると愛着が湧くような気がする。

自分の文章なのにどこか別の人が書いたような感じがして微笑ましいのである。

時間が経って目が覚めるあの感覚は何なのだろうかと笑。

書き上げたときはこれが一番よくできたものって自信に満ちていたのに、次の日というクッションを跨ぐことで我に返るらしい。

有名な著者も似たようなことを口にしていたので誰もが通る道らしい。

そうは言っても書けるものが全然違うじゃないか。まあそれは口にしないということで…

初心者の気持ちでブログを楽しみながら書いていけたらなと思っている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました